リラを損切りした|6月24日のトルコ選挙に備える

前回、「トルコリラはもうダメだよね」的悲観投稿をした23日、その夜に。
トルコ中銀は「後期流動性ウィンドウ金利(LLW金利)」を3%引き上げ、16.5%にしました。

当日、22.3円台まで最安値を更新していたトルコリラですが、緊急利上げ発表を受けて急反発。
結局24円台まで戻して終値をつけました。

また、殊勝なことにあの大統領が「世界的な金融原則に従う」とも言ったそうです。
つまりこれは、これまでの「利下げするべき」とした考えを捨てて、「このフェーズでは利上げする」と言うことでしょう。

これまで大統領は中銀に利下げ圧力を加え続けてきました。

「中銀は独立しているとは言え、国家の長である大統領の意向は無視できない。」

「金利引き下げにより借り入れコストが低下し、インフレは低下する。」

「金融政策の失敗により国民が困難に遭遇した時、誰が恨まれるか?誰の責任となるか?大統領だろう。」

※Bloombergより

そう言ってのけた大統領です。

が。

引き上げたのはLLW金利だけであり、他の政策金利は据え置きです。

そして何より対応が遅すぎました・・・。
走り出した列車は、もう止まれないところまで来ているような気がします。

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トルコリラ安が進行する中で、公然と中銀に圧力を加え、現代では利上げが求められるフェーズで独自の利下げ理論を展開してきた人です。

少し前の非常事態宣言・官民粛清を考えても強権的なエルドアン氏が、簡単に「自分の利下げ理論は間違っていた」と考えるとは思えません。

世界原則、つまり利上げをしたところで一向に安定しないリラを前に、「やはり行うべきは利上げでなく利下げだ」と主張しても不思議はありませんね。

そもそも、大統領、中銀が一体となったところで、本来インフレ抑制や通貨価値のコントロールは極めて難しい問題だと思っています。
それは他の先進国を見ても分かることです。

今更、取ってつけた様な発言をしても信憑性に欠けるし、もし本当に連携して利上げを促進させたところで、簡単に通貨価値は維持できるのでしょうか。
言うまでも無く、極端な金利の引き上げは弊害も生みます。

25日現在、22円台まで下げており、既に「緊急利上げ」による効果はほとんど剥落したとも見れます。

一時反発したとは言え、元に戻してしまう。
これが、市場のリラに対する見方なんですね。

私も完全に同意です。

M2Jで保有していたリラを全て損切り

私のスワップ投資では「外為ドットコム」社と、「セントラル短資」社がメイン口座であり。
M2J(マネースクェア)社はトラリピを一時期行った時の「塩漬け」としてリラが残っていました。

ここで保有していた2.4枚のトルコリラを全て損切りしました。
平均取得価格は51円です。

損失額は約67万円です。

痛い。
痛すぎる・・・。

このブログでは何度も投稿していますが、M2J社にしても、他のメイン2社にしても。
私が保有するトルコリラは1円になっても「強制ロスカット」されないよう保証金を用意しています。

だから、理論上はトルコリラ円が1円になるまでホールドすることも出来たし、事実、そのつもりでした。

先週までは。

だからこそ、保有する約10枚のトルコリラが平均取得価格50円台から40円台、30円台、20円台・・・と下落を続けても。
損切りはしなかったし、せめてもの抵抗として「両建て売り」によるヘッジを行ってきました。

しかし。

しかし、もうダメだろ・・・。
そう感じてしまいました。

まだまだ残っているトルコリラポジション

今回の損切りでM2J社のポジションは他通貨含めて全てなくなりました。
これでようやくM2J社とはオサラバできます。

その意味では清々しくもあります。

買いの受け取りスワップは恐ろしく低く(売りのマイナススワップは高く)、セキュリティの脆弱性から個人情報を流出し。
散々だったM2J社。

損切りするのは真っ先に同社のポジションから行いました。

それでもまだ、取得価格50円のポジション7.4枚がメイン2社に残っています。
これをどうするかは、頭を痛めているところです。

とりあえずは一部損切りしたため、様子見するか・・・。

「様子見」と言う名の問題先送りをせず、全て、或いは大部分を損切りするべきか・・・。

トルコで6月24日に選挙があります

6月24日に大統領選と議会選同時選挙が行われます。
野党は弱く、そもそも「選挙結果をコントロールできるのでは」とすら囁かれています。

この選挙において、希望的な見方はできないし、更に権力の掌握を進めたエルドアン大統領が中銀と連携して利上げを行っていくとは思えません。

もう、リラはダメでしょう。

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20円割れは去年から分かっていたことなのに

このブログでは昨年、2017年11月1日の頃から20円割れに触れてきました。
当時まだ30円台だった時です。

あの頃から、「リラはもうダメかも知れん」との思いは持っていたし。
だからこそ「デフォルト」に関する投稿も増えてきました。

しかし。

本当にリラの暴落、20円割れを確信していたのであれば、ロングを全て損切りし。
一転、売り浴びせれば良かった話です。

そうできなかったのは、自分の決断力の弱さ、「損切りで損が確定するのは嫌だ・・・」との思いや。
心のどこかで、「自分のような素人の読みは当たらない。どこかで反発するんでは・・・」との楽観的希望があったんでしょう。

「ブログで書いてた予想は全然外れちゃったけど、ポジションが改善したから良かった☆」なんて投稿しようと思っていたんでしょう。

そんな優柔不断、意志薄弱の私が今回、一部とは言え損切りをして実現損を吐き出しました。

これは偏に、「今回はもうマジでダメかも知れん」との思いです。

もう一つに、リーマンショックでの失敗が多少なりとも影響しているようにも思います。

決断できずに保持を続けた結果全部無くなった

当時米ドルをメインにAUD、NZD、ZARなんかを持っていた私は。
115円~120円台で買ったドルをロスカットせずに持ち続けました。

100円割れまでは大部分をホールドしたまま耐えましたが、最終的に90円割れ、80円割れ、70円台突入・・・。
ここまでのエグイ下げをする中で強制ロスカットにかかり。

当時の原資500万をほぼ失いました。

今回のリラも。

50円台で買ったリラ10枚が今や22円台です。
遅きに失した感は否めませんが、それでも。

今からでも一部は損切りしなくては・・・!と思い直しました。

今後の方針

色々書いていますが、私は金融・経済に明るい人間でも、識者と繋がりがある人間でもありません。

そんな奴の言う事ですからね、話半分程度に聞いて欲しいですが。
・・・と言うか、リラホルダー様におかれましては、持ち続けるも損切りするも、自己責任でお願いします。

そんな私の考えですが、やはり状況は絶望的かな、と。

次回選挙後には、もしかしたら少し戻すかも知れない。
「もしかしたら権力を一手に握ったエルドアン氏が対策を・・・」と期待上げで・・・。

もしそんな時があれば、それは私にとって二回目の損切りタイミングかも知れません。
・・・決断できれば(涙

そして昨日23円台で両建て売りを1枚追加しました。
これで両建て売りは4枚です。

一方買いは7.4枚です。

24.50円くらいに戻したら、もう1枚売りを追加しようかと画策中です。

とにかく今は「スワップが減ってしまうから・・・」とか、「リラの売りスワップは高いから・・・」とかを忘れて。
今出来ることは色々やってもがいてみようと思っています。

半年・一年後にそれが吉とでるか、凶と出るかは分かりません。

ただ、致命的な退場までの損害を受けなければ、再起はきっとできます。

確定申告では損失も繰り延べできます。
来年以降の利益と相殺できます。

あと、私の場合「外為どっとコム」で未決済のスワップが溜まっているので、こう言う年に決済すれば良いですね。

損切りする人、ホールドを続ける人、買い向かう人。
人それぞれだと思いますが、リラスワッパーの皆様、頑張りましょう・・・。

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コメント

  1. REI より:

    今、私はトルコリラを平均価格29円71銭で7万通貨をマネースクウェアで*空売り*しています。
    累計スワップポイント差損は189,552円になってしまいました。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

    追記
    5月16日に24円73銭で1万通貨、5月22日に23円83銭で1万通貨の売りポジションを持ちました。

    1. H2 より:

      29円後半で7万通貨も売りを行えたなんて素晴らしいですね!
      私も下がる、下がると信じていたのになかなか「売り」の決断ができず・・・。

      しかしやっぱり売りマイナススワップは凶悪ですね。
      スワップ分を換算すると20万ちょっとのプラス評価でしょうか。

      ざっと見たところ、売り買いのスワップは以下のようでした。(5月ざっくり平均)

      【マネスク】売り-95円、買い+45円
      【セントラル短資】-90円、買い+76円
      【がいため】-101円、+81円(※外為は履歴が分からなかったので28日分)

      私ははじめ、「マネスクだからマイナススワップが大きいんでは?」と思ったのですが、偏見でした。
      こう見ると、売りだけであればマネスクが極端に高い、と言うわけではないんですね。
      売り買いの差を見るとやっぱり凶悪ですが・・・。

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